対象のアカウントで端末にログインする際に、一時的に認証器なしのパスワードのみでログインできるようにするコード(オフラインリカバリコード)の発行について記載します。
オフラインリカバリコードは、対象のアカウントで認証器なしのパスワードのみでログインすることを一時的に許可するための20文字のコードです。管理者がWeb管理サイトで発行し、利用者がログイン画面で入力して使用します。
コードは RC-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX の形式で発行されます。
コードの確認にサーバーとの通信を必要としないため、端末がオフラインの状態でもログインを許可できます。 セキュリティキーを忘れた・紛失した・故障した利用者が端末から締め出されるのを防ぐための手段です。
パスワードのみでのログインを許可する手段としては緊急ログオンもありますが、こちらは設定した内容をサーバーから端末へ配信する仕組みのため、対象の端末がオンラインである必要があります。
macOSのログイン画面・ロック画面ではネットワーク接続の設定変更が行えないことが多く、端末がオフラインのままでは緊急ログオンの設定を端末が受信できません。
オフラインリカバリコードは設定の配信を必要としないため、この状況でも利用できます。
オフラインリカバリコードは、発行時に指定した端末とアカウントの組み合わせに紐づきます。別の端末や別のアカウントでは使用できません。
オフラインリカバリコードは macOSクライアントのみ対応しています。Windowsクライアントは現在未対応です。
また、コードの発行には対象の端末があらかじめサーバーとオフラインリカバリ用の鍵を共有している必要があります。鍵の生成と共有は端末が設定を同期する際に自動的に行われるため、管理者の操作は不要です。
鍵が共有されていない端末のアカウントは、アカウント一覧の「オフラインリカバリ」の項目に「-」(利用不可)が表示され、コードを発行できません。
メニューから「認証サービス」>「アカウント」を選択します。
ローカルアカウントの場合
アカウント種別で「ローカル」を選択します。
ドメインアカウントの場合
アカウント種別で「ドメイン」を選択します。
対象アカウント行のオフラインリカバリアイコンをクリックし、「オフラインリカバリコード」モーダルを開きます。

「発行」欄の「有効期限」をクリックし、カレンダーで有効期限日時を選択します。
指定できるのは現在日時より後、かつ現在日時から3日以内です。既定では24時間後が設定されています。

ドメインアカウントの場合は、「対象端末」の「選択」ボタンをクリックし、「対象端末選択」モーダルでコードを使用する端末を選択します。
一覧にはオフラインリカバリ用の鍵を共有済みの端末のみが表示されます。
ローカルアカウントの場合、対象端末はそのアカウントが登録されている端末に自動的に決まるため、この操作は不要です(「対象端末」欄は表示されません)。
「発行」ボタンをクリックします。

「オフラインリカバリコード発行完了」モーダルにコードが表示されます。コピーして、利用者へ安全な方法で伝えてください。

発行完了モーダルを閉じると、コード全体を再表示することはできません。閉じる前に必ずコピーするかメモを取ってください。
控えを失った場合は、あらためてコードを発行し直してください。
発行済みのオフラインリカバリコードを個別に無効化する操作はありません。有効期限を過ぎるまで使用できる状態が続くため、有効期限は必要最小限の範囲で設定してください。
「オフラインリカバリコード」モーダルの上部「履歴」に、そのアカウントに対して発行したコードの一覧が表示されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行日時 | コードを発行した日時 |
| 有効期限 | 発行時に指定した有効期限 |
| 発行者 | コードを発行した管理者。削除済みの管理者は「(削除済み)」が付きます |
| 端末名 | コードの対象端末。ドメインアカウントの場合のみ表示されます。削除済みの端末は「(削除済み)」が付きます |
| コード | RC-先頭4文字-...-末尾4文字 の形式で一部のみ表示されます |
有効期限が切れた行はグレー表示になります。
有効期限内のコードが1件以上あるアカウントは、アカウント一覧の「オフラインリカバリ」の項目に有効を表すアイコンが表示されます。
発行したコードを利用者が使用する手順は、ユーザーズマニュアル(macOS)のオフラインリカバリコードでログオンを参照してください。
利用者がコードの入力に連続5回失敗すると、3分間オフラインリカバリコードの入力を受け付けなくなります。この回数と時間は固定で、グループポリシーでは変更できません。
これは認証失敗ロックアウト設定による端末ロックアウトとは別の仕組みです。コードの入力を間違えても認証失敗の回数には加算されず、端末ロックアウト状態にはなりません。
ただし、コードの認証を通過した後のパスワード入力を間違えた場合は、認証失敗の回数に加算されます。